僕が不動産を買い続ける理由

 

神戸の垂水区で古い戸建住宅を買いました。

リノベーションして、賃貸物件にするつもりです。

この機会に
「なんで不動産を買うようになったのか?」
を思い出しながら書き留めてみたいと思います。

 

不動産事業をはじめたきっかけ

きっかけは、
拙著
『今ある会社をリノベーションして起業する~小商い“実践”のすすめ』
を書いたことなのでしょう。

中小零細企業、事業承継、バトンタッチ、第二創業・・・

本の企画を練っていると
こんなキーワードを包むコンセプトが
必要になってきました。

そして、
「これは『会社のリノベーション』なんだ!」と。

 

リノベーションとは、
既存のものを使って新たな価値を創造することだと
僕なりに解釈しています。

元の状態に近づけるリフォームとは
似てるけど少し違います。

 

リノベーションという言葉を発見してから、
企画はスムーズにまとまり、出版に至りました。

それはそれで良かったのですが、
心のなかにしっくりこないものが残ることになったのです。

リノベーションという言葉はおそらく建築の分野から生まれてきたもの。

不動産のリノベーションをやったことがない僕なのに、
「会社のリノベーションを語るなんておこがましいのではないか」
と引け目を感じるようになったのです。

 

最初の不動産リノベーション

不動産のリノベーションをしなければいけない。

心のどこかで思い続けました。

そして最初の機会を岡本のシェアハウスづくりで得ました。

時を経て、
自分の中の知識や勇気が蓄えられ、
力を貸してくれる人とのつながりも
できたタイミングでのチャレンジです。

 

やってみて感じたことは、
不動産のリノベーションは本業の会社コンサルティングに
大変役に立ったということです。

事業再生などの要素が凝縮されています。

しかも、結果はすぐに出るし、なにより成果が目に見えます。

大家としてリスクを負って投資するというスタンスも、
僕に好影響を与えてくれたはずです。

自分でリスクを負ったことがないのに、
社長にそれを語るのとは雲泥の差があるでしょう。

 

不動産を買い続ける・・・

こうしてはじめた不動産事業ですが、
ちょこちょこと物件を買い続けています。

もちろん儲けようという意思がないわけではありません。

 

なお、
「不動産をちょこちょこ買って、さぞかし儲かっているようだな」
と思われる方がいらっしゃるかもしれません。

この点は否定しておきましょう。

僕が買っている物件は相当に低額なものばかりです。

びっくりするぐらい安いものもたくさんあります。

それを借金までして買っているのです。

これまで買った物件はほとんどは、
ボロ家だったり、再建築不可という大問題を抱えた家です。

それを安く買って、汗水流して再生させているのです。

 

こう書いていて、
「僕がなんで不動産を買い続けているのか?」
が、少し見えてきました。

街の風通しを良くしたいんですよね、きっと。

 

たとえば、豪華で近代的な
タワーマンションの投資話があったとしましょう。

これがどんなに儲かる話でも、
たぶん興味を持てないと思います。

もっとも、そんな投資をできるほどのお金もないですが・・・

また、更地に新築を建てるような投資にも
今のところ興味が沸きません。

 

もっぱら古家やボロボロの空き家を買っています。

共通するのは、
街のお荷物や詰まりになっているものです。

こんな物件に対して
「僕がどうにかしなきゃ」と勝手に思っているだけです。

 

どうやら自分には
「風通しを良くしたい」
という傾向が強いようです。

街の中の空き家やボロ家を再生させることで、
それに近づけたいと思っているのでしょう。

本業の事業承継などの経営支援もそうです。

バトンをつないだり、会社を整えることで、
世の中の新陳代謝を良くしたいと思っているのです。

 

作って壊して、また新しいものを作る・・・

この繰り返しは好きではありません。

既存のものが上手に活かされていく世の中がいいと思っています。

ただ、時間が経てば
いろんな不備や問題が溜まってくるのも現実です。

すると価値を発揮できなくなってしまいます。

だから、整えなおして、風通しよくしたいと思うのでしょうね。

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