TASAKIの合併と上場廃止のニュースについて

真珠のTASAKIのニュースがありました。

上場を廃止して、合併するというお話です。

何やら臭うところもあるので、ちょっと検討してみましょう。

(あくまで私見なので、間違いがあったらお許しください)

 

概要はこんなところです。

TASAKIは株式会社スターダストに吸収合併されます。

その前提として、スターダストが既存の株主から株式を買い集めて、株式の上場を廃止します。

 

何が臭うのかといえば、TASAKIが吸収合併されるという部分です。

吸収合併されるということは、合併後TASAKIが消滅してしまいす。

そしてスターダストというよく知らない会社が残るのです。

変な感じがしませんか。

TASAKIという会社の大きさやブランド力を思えば、「普通は逆だろ」と感じると思うのです。

 

案の定、合併後にはスターダストは社名を変更するようです。

『TASAKI』に。

TASAKIをスターダストが吸収合併することにより、TASAKIは消滅する。

しかし、スターダストが社名をすぐにTASAKIに変更する。

すると、世間的にはTASAKIは、存続していると認識するというトリックです。

結局『TASAKI』の知名度を使いたいのですね。

 

ではスターダストは、こんなスキームを使って何がしたいのでしょうか?

スターダストは、ファンドが作った形式だけの会社のようです。

特定の目的のためにだけ存在する、いわばペーパーカンパニーです。

そして、まずスターダストがお金を借ります。

担保はこれから手に入れるTASAKIの資産です。

次にスターダストは軍資金を使って、株式を買い集めます。

その結果、TASAKIはスターダストの子会社になります。

(付随して上場も廃止されます)

この時点で、スターダストの貸借対照表には資産としてTASAKIの株式があり、負債には借金があります。

このままでは借金の返済ができないので、スターダストはTASAKIを合併してしまいます。

これでスターダストが借りてきた借金がTASAKIの借金になりました。

いわば、このようなスキームを利用して、TASAKIに借金を背負わしたのです。

借金は結構な金額になるはずですが、TASAKIは営業をしながら返せるのかと勝手な心配もしてしまいます。

 

 

そして、ファンドはどうするのでしょうか。

株を持っているだけでは意味がありません。

株式をお金に変えられる出口が必要なはずです。

株を持ち続けて配当を受け取るという方向もあるのかもしれませんが、それではあまりに効率が悪いでしょう。

短い期間で一気に利益を手にしたいのがファンドの本音ではないでしょうか。

そう考えると、またTASAKIを上場させるつもりなのかなぁと思えてきます。

 

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