Q.事業承継セミナーに行ったら税金の話ばかりでピンとこなかったのですが・・・そんなものですか?

A.いえいえ、そんなことはありません。

事業承継は相続税の話ではありません。

ただおっしゃるとおり『事業承継セミナー』と称して、税理士さんが相続税の解説と節税対策の話をしているケースがあるのも事実です。

私がかつて公的機関に「事業承継のセミナー講師をさせてほしい」と依頼しに行ったら、担当者は「すでに事業承継のセミナーはやってますから」とドヤ顔で追い返されました。

でも、内容的には税理士による税金の話でした。

いわば、事業承継というキーワードだけタイトルに加えた相続税セミナーです。

今思えば、ほんとに何もわかっていない担当者でしたね・・・

 

たしかに、事業承継で税金が大変になる会社はあります。

社長が株式を持ったまま死亡すると、その株式が相続財産となり、評価次第では多額の相続税が発生します。

そんな事態を恐れ「株価を操作しよう」という対策をとったりも・・・

 

ただ、本来の事業承継からすれば、こんな税金は隅っこの話。

資産が潤沢だったり、かなり儲かっている会社の論点です。

しかも本質ではありません。

相続税の話だけされたのでは、参加した大半の社長にとっては「あれ、ウチとは関係ないかも・・・」となってしまいかねません。

 

誰を後継者にするか。

後継者がいないならどうするか。

社長が去ったあとの業務体制をどうするか。

借金や個人保証はどうなるのか。

いっそのことたたんでしまった方がいいのか・・・

事業承継のテーマは、税金以外の広い範囲に広がっています。

 

▽この記事をシェアする