

キラリと輝く会社から学ばせていただくこの企画。
真っ先にお話をお伺いしたいと思ったのが『面白法人カヤック』の柳澤大輔社長です。
私が、これからの組織作りに迷っていたときに著書の『面白法人カヤック会社案内(プレジデント社)』を手にとって以来、
さまざまなことを参考にさせていただき多大なる影響を受けて来ました。
今日は、柳澤社長より、閉塞感を打破するヒントやイキイキした組織作りのコツを学びたいと願っております。
対談の前に腹ごしらえ。
建物一階にある『DONBURI CAFE DINING bowls』でお昼ご飯。
うーん、おいしかった。
今日はよろしくお願いいたします。
早速ですが、何をやったらよいのかわからないという閉塞感に覆われているような企業が今は多いと思います。
そんな状況についてどのように思いますか?
開業当初にしても、新事業にしても最初は何もないゼロからスタートしますよね。人や場所のコストを考えるとマイナスかもしれません。
それは当たり前のことだと思うのですが、今苦しくなっている会社はその当たり前を
忘れてしまっている場合があるのではないかと、想像します。
そう考えると会社というのは、何かしらのマイナス(投資をしている段階)を抱えていることになります。
成長を続けるためには、今ある事業や商品が価値に頼ることなく、 常に新しい芽を探して、芽を出せる状況ようにしておかなければなりません。
会社を建て直そうとする場合にも、一度マイナスを抱え直さなければならないということですね。
そうですね。創業時ははマイナススタートがあたりまえですが、
創業の勢いがあるから、それまでも事業を続けてきた既存の会社を立て直すよりも、
ベンチャー企業が成功しやすかったりするのではないでしょうか?
そういう意味ではいつまでも、ベンチャー的なテンションは必要ですよね。
やっぱり一度下降局面に入ってしまった会社を立て直すのは難しいでしょうか?ウチの支援事例でも、 BSを整理したり、借金の問題を対応して数値上は健全になってもうまく復活できないケースが多いところです。
社長が何かに気付き、変わることができなければ会社も変わることはできないのではないでしょうか。
そのために社員への感謝の気持ちを持つというのは重要だと思います。事業は人が軸ですから。
(戦略的な部分としては)少しはずれたところ、想像の少し先のビジネスに成功のしっぽがあるんでしょうね。
ビジネスの世界もらせん状に変わっていくと思うので、過去の繰り返しのように思えるかもしれませんが、
これまでと少し違う波、変化を上手に捉えことが重要だと思います。
自分がかつてそうでしたが、アイディアはいくらでも思いつくけど、 そのトップの思いつきで組織全体が振り回されたりしてしまうことが(一般的に)よくあると思います。このあたりはいかがですか?
あると思います。自分としては、自分なりにセーブしようと心がけている場面もよくあります。 また、カヤックの場合は社長を抑える役割の人材がスタッフのなかにいます。 社長という肩書上、社内に対しては絶対的な権力もあるのは事実なので、誰かが温度を調整してくれるというのは幸せなことです。 僕が「こうしておいて」と言っても、その人間の判断で止めてしまっていたりすることもあります。 腹が立つこともありますが、大概は言うだけいって自分でも忘れているので大丈夫です(笑)。
トップの意図を理解しつつ、会社全体を見て内部を調整できるような人材というのは本当に貴重だと思います。 そんな人材とは、どうやったらめぐり会えるのでしょうか?
私にもよく分かりませんが、ひとつは採用のスタンスだと思います。 もうひとつは、そんな役割を果たしてくれる事を期待しているということを言い続けることなんでしょうね。 その人との信頼関係が強くなければ話にならないので、コミュニケーションのとり方次第なのかもしれません。