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さびれつつある商店街のシャッターが開きました

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シャッター商店街に光が!!

 

僕らが企画運営したリノベーション起業カレッジ。

空店舗や既存の事業を題材に、
仕事づくりを実践的に学ぶイベントです。

その卒業生がつい最近、お店を開店しました。
場所は、神戸市灘区のシャッターが目立つ小売市場内です。

漬物茶屋たけちょう』

オープンに至る経緯などは、
ビジネスバトンの記事にまとめていますので、
ご興味ある方は、こちらをお読みください。

 

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地域おこしは補助金ありきではない!

 

この記事では今回の成果を別の角度から見てみます。

 

「税金が一円も使われずにシャッターが開いた!」

あらためて振り返ってみて気づきました。

リノベーション起業カレッジは、
僕らリノベーション起業研究会の有志により開催されました。

その流れで本当にお店がオープンするまで進みました。

 

 

ちまたでは商店街を活性化させようと、
税金がたくさん使われています。

空き店舗活性事業などと称して
「いい企画には補助金300万出ますよ」
みたいなものが典型例です。

それに担当者の人的コストもつくから、
実際にはもっとお金が動きます。

もちろん、成果があればいいのでしょう。

でも、無理にシャッターを開けても、
補助金を受けられる期間が終わり次第
閉店というのがありがちだったり・・・

 

 

僕らの場合は行政の補助金もなければ、
支援もなかったのです。

行政主導ではない、完全なる民間主導。

別に僕らの手柄だと自慢したいわけではないのです。

実際、今回の開店はたまたま
志高くチャレンジしてくれた方がいただけかもしれません。

商売環境としてまだましな場所だったという
幸運もあったでしょう。

僕らが今回の成果に及ぼした貢献なんて、
本当に小さなものかもしれません。

 

それでも
「民間人が勝手にやった企画だった」
ということはアピールさせてもらいたいんですよね。

最近の街づくりや商店街への取り組みというのは、
予算ありき、補助金ありきになってしまっていないでしょうか。

また、誰かに依存し、自主性を欠いてしまっていないでしょうか。

やる気になればできる、
ということを押さえておいていただきたいところです。

お金の問題じゃなくて、必要なのは熱意です。

 

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今回は実際にお店がオープンできました。

こういうわかりやすい成果が求められる傾向はあります。

でも、個人的には一番の成果はもっと別にある気がしています。

たとえば、今回参加してくださった10数名の方々は、
街に飛び込んで生きていくことや、
仕事を自分で作るということに対して
ポジティブになってくれたことでしょう。

開催した地域は、
やれるという手ごたえを感じたことでしょう。

こういう雰囲気が、すごく大切なんだと思うのです。

〜お知らせ〜
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この記事を書いた人

奥村 聡(おくむら さとし)
事業承継デザイナー
これまで関わった会社は1000社以上。廃業、承継、売却・・・と、中小企業の社長に「おわらせ方」を指導してきました。NHKスペシャル大廃業時代で「会社のおくりびと」として取り上げられた神戸に住むコンサルタントです。
最新著書『社長、会社を継がせますか?廃業しますか?』
ゴールを見すえる社長のための会【着地戦略会】主宰

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