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会社分割のデザイナー

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会社分割の専門家?

 

唐突ですが、
僕は会社分割の第一人者と評価されていました。

今はわかりませんが、
それでもたくさんの案件に関わり続けています。

 

では僕の、何が、どう、専門家なのでしょうか?

 

正直に申し上げると、
会社分割の法律に特別詳しいわけではありません。

その手の研究をより深くやっている人は
他にいくらでもいるでしょう。

同様に、会社分割関係の税金にも
特別詳しいわけではありません。

 

 

では何をもって専門家なのか?

きっと活用や実現に強みがあるのでしょう。

 

 

会社分割の世界でもマニアックな論点は
テクニックいくつもあります。

でもそのようなものに興味が沸かない性格をしています。

 

ただひたすら、目的のために会社分割をどうやって使うのか。

興味はその一点です。

それこそ本当に目的を達するためなら、
会社分割を使わなくたっていいのです。

このあたりは部分的な分野のみを担う専門家とは
一線を画すのでしょう。

 

 

会社分割のデザイナー 

 

あまり伝わっていないかもしれませんね。

デザインの分野を例にしてみましょう。

 

デザインの世界にもたくさんの専門家がいるはずです。

デザインの歴史の専門家・・・

色の配置による効果を研究する専門家・・・など。

狭く深く研究する人たちです。

 

一方でデザイナーという職業もあります。 

彼らが先述の専門家のように深い知識を持っているかといえば、
そうでもない場合がほとんどでしょう。

でも、専門家ではないかと問われれば、
そんなことはないはずです。

必要な役割であって、専門家です。

 

 

同じ専門家であっても、
研究家とデザイナーはスタンスが違うということです。

深く狭い部分を担うのが研究者ならば、
デザイナーはクライアントの課題解決が
テリトリーです。

そのためにはきっと、広くて浅い知識の方がふさわしく、
いざとなったら
他者の研究成果も活用できたほうがいいのでしょう。。

 

 

会社分割と僕の関係も、
デザイナーの役割に酷似しています。

いわば会社分割のデザイナーです。

事業承継や会社再生の場面における
お客さんの問題解決が使命です。

そのために会社分割を使うケースが
多かったというだけです。

自分に足りない知識やノウハウは、
他の専門家の持っているそれを活用します。

 

専門家もそれぞれ・・・ 

 

資格業をはじめとする専門家というと、
いまだに知識量が重視される傾向があるように感じます。

でもそれだけがものさしだとおかしくなります。

知識量を重視するあまり、
マニアックな方向に話が進んでいき、
一般のユーザーから遠く離れていってしまうことも・・・

 

専門家にもいろいろいあるのです。

専門家という言葉のせいで、
相手の特徴やスタンスが隠されてしまっていることが
あるのではないでしょうか。

もし、あなたが誰かに相談をもちかけるのならば、
具体的に「どいういう人に相談したいのか」を
明確にした方がいいでしょう。

「専門家だから・・・」で判断すると、
ミスリードされてしまう危険があるのです。

 

〜お知らせ〜
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この記事を書いた人

奥村 聡(おくむら さとし)
事業承継デザイナー
これまで関わった会社は1000社以上。廃業、承継、売却・・・と、中小企業の社長に「おわらせ方」を指導してきました。NHKスペシャル大廃業時代で「会社のおくりびと」として取り上げられた神戸に住むコンサルタントです。
最新著書『社長、会社を継がせますか?廃業しますか?』
ゴールを見すえる社長のための会【着地戦略会】主宰

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