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次に進まない会社再生の連続・・・

会社再生の相談でした。

こちらの会社さんには、もう4回呼ばれています。

お話だけしてて、話は進んでいません。

そう、あと一歩が踏み出せないのです。

 

社長も頭の中ではそれじゃダメだとわかっているはずです。

借金は返済可能な範囲を超えてしまっています。

でも今手を打てば、まだチャンスはあるということも。

 

しかし・・・

いざやるとなると、いろろんな疑問や不安が出てきます。

銀行の反応は?

他の保証人になんていいか?

妻や、家族は?

お客さんや従業員はどうなるのか・・・

 

アクションを起こせば良いことばかりじゃありません。

傷みも伴います。

 

こうしていろんなことが頭の中をよぎり、
いつしか考えているようで何も考えられなくなります。

その間、時間だけは過ぎていって・・・

時間が解決してくれればいいのですが、
対外時間の経過はマイナスに作用します。

 

 

僕のほうとしては、社長を前にして、
ただ質問に答えるだけです。

何回も同じことを聞かれることも日常茶飯事。

それでも淡々と答えます。

 

かつては、一歩を進めさせようと厳しい話をしたり。

期限を切ったりして、
逃げられないように仕向けたりもしていました。

 

でもこんな場面を繰り返すことで、
考え方やスタンスが変わってきました。

リセットボタンを押そうとする社長には、
こんな非効率な時間も必要なのかな、
と思うようになっています。

 

結局、会社を再生させるのは僕ではありません。

中にいる人が主役です。

そう思うと、当人たちが自力で
「どうにかするぞ」と立ち上がってくるのを
待っていた方がいいなんじゃないかな、と。

自分の選択に納得してもらいたいですしね。

〜お知らせ〜
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この記事を書いた人

奥村 聡(おくむら さとし)
事業承継デザイナー
これまで関わった会社は1000社以上。廃業、承継、売却・・・と、中小企業の社長に「おわらせ方」を指導してきました。NHKスペシャル大廃業時代で「会社のおくりびと」として取り上げられた神戸に住むコンサルタントです。
最新著書『社長、会社を継がせますか?廃業しますか?』
ゴールを見すえる社長のための会【着地戦略会】主宰

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