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京都で旅館業の分社と許認可引き継ぎ相談

 

会社分割の相談があったので京都へ。

今年一番の寒波による影響で雪となり、
電車の時間に乱れが生じていました。

 

 

今回の案件は旅館です。

若い方が旅館を引き継ぐという話になっていました。

しかし旅館を引き継ぐといっても、
建物や土地までを引き継げるほどのお金が
この方にはありません。

(京都はとても高いです)

また先代も不動産は手放したくありません。

「運営だけだったらやらせてあげるよ」
という思惑なのです。

 

 

不動産もまとめて会社ごと引き継げるならば、
お金を出して株を買うだけ。

でも今回はそれがかなわないので、
「運営権だけを分社しよう」
ということになったのです。

 

 

次の論点は「許認可の引き継ぎ」です。

旅館を営むには旅館業法に基づく許認可が必要です。

分社でもこの引き継ぎができるのでしょうか?

 

分社をするには、
事業譲渡と会社分割の2パターンがあります。

旅館業の担当行政となる保健所とやりとりしたところ、
どうやら事業譲渡では許認可を引き継げない
取り扱いのようです。

そこで会社分割を使うことを決めました。

なお、登記の前に許認可の承継申請を行う必要があります。

 

 

こんな案件です。

この先も許認可がらみで手間がかかる予感もしないでもありませんが・・・

それにしてもさすが京都。

インバウンドを含め、観光事業が熱いですね。

 

 


(奥村聡関連の他のサイト)

その手があったか!!の事業承継や社内整理で役立つ会社分割活用法
《会社分割ドットコム》

奥村が仕掛ける淡路島プロジェクトの宿&カフェ
《のびのび日和》

地域を面白くしたい、地元ひいき活動
《ひょうごエンジン》

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この記事を書いた人

奥村 聡(おくむら さとし)
事業承継デザイナー
これまで関わった会社は1000社以上。廃業、承継、売却・・・と、中小企業の社長に「おわらせ方」を指導してきました。NHKスペシャル大廃業時代で「会社のおくりびと」として取り上げられた神戸に住むコンサルタントです。
最新著書『社長、会社を継がせますか?廃業しますか?』
ゴールを見すえる社長のための会【着地戦略会】主宰

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