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東芝の半導体事業の分社から、小さな会社の社長に知って欲しいこと

 

『会社分割ドットコム』というサイトを運営しています。

このサイトのアクセスが、
少し前の東芝のニュースで跳ね上がりました。

たしか、
ニュースは原発事業の不調で財務内容が悪くなった東芝が、
虎の子の半導体事業を分社するという内容だったと思います。

そこで分社や会社分割がらみのキーワードが検索され
『会社分割ドットコム』にも流れてきたのでしょう。

 

 

このニュースの出発点として、
そもそも東芝は何をしようとしたのでしょうか?

どうやら強い半導体の事業を分社し、
そちらに出資をしてもらおうとしている様子です。

裏を返せば、
東芝という会社そのものでは財務内容が悪化しているため、
十分な出資を受けられないと考えたのでしょう。

しかし、元気な半導体事業だけを分社すれば、
財務内容は健全ですし、将来性もあります。

こちらならば投資のニーズを見いだせるということです。

 

 

何かピンときませんか。

なにもこの分社の手法は
東芝が大企業だから使えるのではありません。

小さな中小零細企業だって活用できるのです。

そして、良いところを悪いところを区別して、
整理することにも使えます。

 

世のなかの会社を見渡せば、
中身を整理しなければいけない状況の会社は多いはずです。

過剰な負債や、余剰人員、不採算事業、不良資産・・・など。

経済が成長していたときは、
売り上げの上昇で見て見ぬふりでもどうにかなりました。

でも、売上が伸びなくなると、
散らかったまま引きずることは難しくなっています。

再成長を望むにも、一度社内の問題を整理しなければ・・・

そんなときこそ、この分社手法が役立ちます。

デフレ時代の特効薬なのです。

 

 


(奥村聡関連の他のサイト)

その手があったか!!の事業承継や社内整理で役立つ会社分割活用法
《会社分割ドットコム》

奥村が仕掛ける淡路島プロジェクトの宿&カフェ
《のびのび日和》

地域を面白くしたい、地元ひいき活動
《ひょうごエンジン》

〜お知らせ〜
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この記事を書いた人

奥村 聡(おくむら さとし)
事業承継デザイナー
これまで関わった会社は1000社以上。廃業、承継、売却・・・と、中小企業の社長に「おわらせ方」を指導してきました。NHKスペシャル大廃業時代で「会社のおくりびと」として取り上げられた神戸に住むコンサルタントです。
最新著書『社長、会社を継がせますか?廃業しますか?』
ゴールを見すえる社長のための会【着地戦略会】主宰

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