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何かしないといけない気がする・・・けど

茨城に来ています。

朝、神戸空港から茨城空港へ。

帰りの飛行機は夜までなし・・・

一日二往復でございます。

 

議論の流れでは、今日の打ち合わせは長びく可能性がありました。

しかし、ふたを開けてみると短時間で終了しました。

 

会社分割を希望している会社でした。

しかし僕のほうで、会社が得たい効果と、それに対して費やすコストや時間、手間を整理しました。

その様子を見た社長が「今回は見送ろう」と。

それはもう、あっさりと。

費用対効果が良くなかったわけです。

 

こういうケースで、僕らのような支援者のなかには「仕事にならなかった」と残念がる人がいるでしょう。

これは調査や助言だけでも対価を受け取とる約束ができていないときに起きがちです。

 

また、「会社に対してなにもしていない」と申し訳ない気持ちになる人もいるかもしれません。

まじめな方が多いので、このタイプは結構多いかと思います。

 

しかし、この考え方は間違っています。

「やらないほうがいい」と会社が決断できただけで、先方の時間やお金やエネルギーを相当節約してあげているはずですから。

もし社長から「あなたは何もしていないのに報酬を請求するのはおかしい」と言われたら、このことを教えてあげましょう。

 

そもそも論として「会社は極力余計なことをしない方がいい」ことを押さえておきたいところです。

商売の本質的な部分を徹底し、それ以外のことはできるだけ何もしない、が基本スタンス。

そうしなければ無限にやることが増えていくし、日々の仕事や組織がどんどん複雑になってしまいます。

会社をシンプルに、風通しよく保てるように、支援者サイドにも余計なことをさせないスタンスが求められるのでしょう。

余計な提案を会社にごり押しする人は、とても支援者とは呼べません。

 

 

★★関連サイトのご紹介★★

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ひょうごエンジン
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この記事を書いた人

奥村 聡(おくむら さとし)
事業承継デザイナー
これまで関わった会社は1000社以上。廃業、承継、売却・・・と、中小企業の社長に「おわらせ方」を指導してきました。NHKスペシャル大廃業時代で「会社のおくりびと」として取り上げられた神戸に住むコンサルタントです。
最新著書『社長、会社を継がせますか?廃業しますか?』
ゴールを見すえる社長のための会【着地戦略会】主宰

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