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小さな会社を買おうとするのに、自分は動きたくないタイプ・・・

朝神戸を出発して、新宿で一件、神奈川で一件のお仕事でした。

出張中には、明日もう一件鎌倉のお仕事がひかえています。

このところ不思議と、会社の売却希望のお話が増えています。

『事業引き継ぎ支援センター』たるものがあります。

ご存知でしょうか?

廃業の増加に対する公的なアプローチとして、各都道府県に設けられた窓口です。

こちらの問題点はいろいろ感じるところなので、またの機会にまとめて書きたいと思います。

今日は、直接このセンタ―に対することではありませんが、ちょっと耳にした関連したお話です。

この事業引き継ぎ支援センターに「事業を買いたい」「会社を引き継ぎたい」と言ってくる人にはどんなタイプが多いでしょうか。

それは「自分では動きたくないタイプ」だそうです。

言い方をかえれば、人を使おうというタイプです。

自分は頭だけ使うなり、お金だけ出して、実働の部分は他人にやらせようという発想の人です。

今どきであり、資本主義的な感じがしますね。

しかし、どう考えても、この手の人間は小さな会社との相性は良くない気がします。

中小零細企業となればそんなに分業化されていません。

自分が動かなければいけない場面も多いだろうし、いろんな役割をこなさなければいけません。

口だけ出して効率よく回そうというのは難しいはずです。

要は、そうそう楽はさせてもらえない、と。

でも、こういうタイプの人は世の中に増えている気がします。

そして、僕のことを良く知る人はこう思っているはずです。

「お前も、そっちのタイプじゃない?」と。

・・・はい。

たぶん、その通りです。

自覚しています。

他人を使おうというよりも、本当に何も自分一人ではできません。

法律などの概念的なところだけで飯を食べてきた人間で、家事とかDIYとかもからっきしダメです。

さすがに、「このまま何もできないままじゃまずい」と思い、最近は意識して手を動かすようにしているのですが・・・

思えば昔の人はすごかった。

ウチの祖父は一代で事業を立ち上げた経営者でした。

でもそれだけじゃなくて、鳥を捕って食べさせてくれたり、庭の手入れを自分でしたり、畑で農作業もしたり・・・

人手が足りなければ若い人に混じって肉体労働だってやっていました。

それに比べると、哀れなほどに僕はなにもできません。

とまあ、自分のできなさ自慢はこれぐらいにしましょう。

(悲しくなるので)

いずれにせよ、自分は動かないで人を使って仕事をしようと考える人は増えていると思います。

でも、みんなが効率的にやろうと考えると、かえって効率は悪くなってしまうものなのでしょう。

そして、これから重宝されるのは『自分で汗かける人』だったりする気がしています。

小さな会社の後継者になろうと思うなら、汗かける人になったほうがいいと思います。

昔のサッカーの世界では、上手な人は活躍できました。

でも、今のサッカーはそれだけではダメで、走れることが前提として求められるように思います。

(そんなに詳しくないのですが・・・)

ちょっとそれに似ているかもしれませんね。

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この記事を書いた人

奥村 聡(おくむら さとし)
事業承継デザイナー
これまで関わった会社は850社以上。廃業、承継、売却・・・と、中小企業の社長に「おわらせ方」を指導してきました。NHKスペシャル大廃業時代で「会社のおくりびと」として取り上げられたコンサルタントです。
最新著書『社長、会社を継がせますか?廃業しますか?』

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奥村はメールマガジン『社長の着地戦略会』を発行しています。
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