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リノベーション起業あらため『リノベーション事業承継』に!?

処女作だった『今ある会社をリノベーションして起業する』の在庫が、世の中からかなり無くなっている様子です。

品薄だけど、増刷されることもなく・・・
こんな感じなんでしょうね。

当時としては画期的というか、時期尚早な本であったように感じています。

まだ『事業承継』という言葉が普及していない時代に、事業承継の新バージョンを登場させてしまったような本です。

一部の方には「お!?」っと思っていただきましたが、一般的な本にはなれませんでした。

でも、出版から3、4年経った今はかなり時代が変わりました。

事業承継が進まない結果の『大廃業時代』なんて言葉も市民権を得ているぐらいです。

今だったら、この本が届けようとしていることと、時代のニーズはより合致しているような気もします。

もし、手直ししてリバイバル販売できる機会があれば、タイトルに『事業承継』のキーワードは加えたいですね。

当時は、事業承継という言葉がメジャーではありませんでした。

そこでやむなくタイトルに『起業』という言葉を入れたという裏話もあります。

継がされるという受け身の姿勢より、チャンスを取りに行くというニュアンスも添えたかったですしね。

また、普通にタイトルを付けたら「書店員さんがどこの棚に本を置いていいのか困ってしまう」という出版社さんの意見もありました。

たしかにどこに置いていいかわからない本は、結局返品されちゃいますよね。

普通の本屋さんでも「起業」のコーナーならばあって、タイトルに「起業」のキーワードがあれば最悪でもそこには置いてくれるだろうという思惑です。

どこのコーナーに置くべきかわからないほど、変わった切り口の本だったとも言えそうです。

良くも悪くも。。。

出版後は、本のタイトルからとって「『リノベーション起業』という言葉をアピールして活動していました。

でもそろそろ『リノベーション起業』の言葉は終わらせてもいいのかもしれません。

『リノベーション事業承継』という言葉あたりではいかがでしょうか??

〜お知らせ〜
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この記事を書いた人

奥村 聡(おくむら さとし)
事業承継デザイナー
これまで関わった会社は1000社以上。廃業、承継、売却・・・と、中小企業の社長に「おわらせ方」を指導してきました。NHKスペシャル大廃業時代で「会社のおくりびと」として取り上げられた神戸に住むコンサルタントです。
最新著書『社長、会社を継がせますか?廃業しますか?』
ゴールを見すえる社長のための会【着地戦略会】主宰

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