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廃業案件で、従業員説明会と銀行回り

三重で廃業支援のお仕事でした。

これまで社長と打ち合わせを重ねてきて、いよいよ対外的に知らせるタイミングとなりました。

午前は、従業員さん向け説明会を開催し、午後は社長さんと一緒に銀行をまわりました。

廃業へのプロセスで一番の山場となる日でしたので、大きな混乱もなく終われてホッとしています。

社長さんは不安や心配で本当にお疲れになられたことでしょう。

これで少し落ち着いていただければと思います。

銀行をまわったときに、「担当である自分に何も言わないで、勝手に動いて…」と愚痴を言われました。

まったく冗談じゃありません。

銀行の言う通りにやってたら、相手の都合でいいようにやられてしまうだけです。

そもそも、こういう場面では利害が対立し得る相手ですから、相談相手になんてなりません。

こう言われたうちの社長さんは、痛快に反論してくださったので、スカッとさせてもらいました(笑)

「廃業」っていうと、とても悪いイメージを抱かれます。

でも、それも一方的な見方のような気もします。

たしかに、世の中では廃業が増えていて、大きな懸念事項になっています。

ただ、それぞれの会社にとっては、自分たちを守らなければいけません。

廃業がベストの選択肢の場合もあります。

今回の件でも他の選択肢を試したうえでの仕方ない落としどころが廃業でした。

自分で散らかしたものを自分で片づけるという面で、廃業は基本となる出口のかたちだと思っています。

片づけようとすらしない人はたくさんいます。

片づけられない状況になってしまっているケースもも、ちまたにはたくさんあるのですから。

М&Aみたいに相手に左右されることなく、自己完結できるところもいいところです。

ご自身の引退や、会社の先行きを考えはじめた方は、少なくとも無事に廃業できるようにしようというイメージで、動いていただけるといいと思います。

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この記事を書いた人

奥村 聡(おくむら さとし)
事業承継デザイナー
これまで関わった会社は850社以上。廃業、承継、売却・・・と、中小企業の社長に「おわらせ方」を指導してきました。NHKスペシャル大廃業時代で「会社のおくりびと」として取り上げられたコンサルタントです。
最新著書『社長、会社を継がせますか?廃業しますか?』

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奥村はメールマガジン『社長の着地戦略会』を発行しています。
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