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肩書とか資格じゃなくて、ちゃんと人を見る

 

進行中の会社分割のプロジェクトで
大阪の会社の社長さんとお会いしてきました。

この社長さんとお会いすると
プロジェクトの話はすぐに終わってしまいます。

そこから二人が今取り組んでいることや、

世の中の動きについて感じること、

将来の展望など・・・

いろんな話が小気味良く繰り広げられます。

 本当に楽しいし、充実した仕事をさせてもらっています。

 

 

なかなかこんなお付き合い方をさせていただける
お客さんは少ないものです。

どうしてそうなったかを考えたら、
きっとこの社長さんが奥村聡という人間を見て
依頼をしてきたからだと思うのです。

裏を返せば、ちゃんと人のことを見て
依頼する人って案外少ないんだと思います。

多くは肩書や資格で判断しているのでしょう。

知り合いに紹介されたから・・・程度だったり。

表面上のスペックしか目に入っていなかったりも。

でも、資格などってそんなにあてになりません。

最低限のレベルは保証するのかもしれませんが、
所詮そこどまりです。

たとえば、何も知らない人ならば、
「相続税の問題が起きたら税理士に相談に行けばいい」や、
という発想でしょう。

でもひと昔前は、
まともに相続税がわかっている税理士は10人に1人しかいないと
業界では言われていたものです。

注意しないと怖いですね。

 

 

その社長さんの話に戻りましょう。

この人の場合は、当初から人間を見ようとしていました。

はじめて会ったときは、なかなか本題に入りません。

僕が何をしてきたか。

どんな考え方をするのか。

こんな人間の本質的なところを問われたのを覚えています。

 

「あのときは奥村さんを試そうと、わざと怒ってみたんだけど。
ごめんね(笑)」

なんて後になって告白されたりも・・・

食えないところもあります。(笑)

 

でも、これぐらい慎重な人だから、
スタートしてからは良い感じでお仕事ができています。

気持ちよくやりとりが進むし、
僕のことを知ってくださっているから、
いろんな可能性を引き出してもくれます。

僕の意見を最大限尊重もしてくれます。

一度決めた相手とは心中覚悟だと言わんばかりに(笑)

 

 

僕がやることは会社の外科手術です。

会社の命運をかける相手を判断するのだから、
その人間を
深く知ろうとするのは、
あたりまえと言えばあたりまえなのかもしれません。

でも、そのあたりまえをする人は少ない。

自分の中の常識とか、めんどくささとか、しがらみとか・・・
邪魔をするものがいろいろあるのでしょう。

 

お客さんから、大切なことを学ばせていただいています。

〜お知らせ〜
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この記事を書いた人

奥村 聡(おくむら さとし)
事業承継デザイナー
これまで関わった会社は1000社以上。廃業、承継、売却・・・と、中小企業の社長に「おわらせ方」を指導してきました。NHKスペシャル大廃業時代で「会社のおくりびと」として取り上げられた神戸に住むコンサルタントです。
最新著書『社長、会社を継がせますか?廃業しますか?』
ゴールを見すえる社長のための会【着地戦略会】主宰

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