奥村聡(事業承継デザイナー)
NHKスペシャルで「会社のおくりびと」として取り上げられた奥村聡が現場で培った経験を元に話します

事業承継あるある「もっと早いタイミングで相談すればよかった・・・」

 

先週のはじめから風邪で喉を痛め、今は咳に苦しんでいます。

みなさまはくれぐれも健康を大切になさってください。

 

今日はお会いした社長さんからご相談を受けました。

「本当は、もっと早いタイミングでご相談すればよかったのですが・・・

今となっては選択肢も無くなりつつあります」

開口して最初に出てきた言葉です。

 

これって事業承継の世界ではよくある話です。

「あの時に相談しておけば・・・」という後悔の言葉を、これまで何度聞いたことでしょうか。

ちなみにこちらの会社さん、そうは言うもののまだかなりマシなタイミングでした。

もっと状況を悪化させてから声がかかるケースもたくさんあります。

 

 

事業承継の話に限りません。

相談のタイミングは遅れがちです。

 

どうしてそうなってしまうのでしょうか。

自力でどうにかできると、たかを括っていたり。

動くことが面倒になっていたり。

悪いことには目を背けて、希望的観測をしていたり。

いろいろなのでしょう。

 

「損したくない」というマインドも大きく影響しているように思います。

わざわざ時間とお金を費やして相談したのに、得られるものがなかったら・・・

こう考えて決断を先延ばしにしてしまうケースもよくありそうです。

 

とにかく相談のタイミングを外し、事態の悪化に対して後手を踏んでいるケースがたくさんあります。

 

 

こういうのは僕ら専門家サイドとしてはどうにもなりません。

話を聞けと、社長さんに強制できる機会はありません。

警鐘を鳴らすためどんなに情報発信をしようにも、耳をふさいでいる人には届きません。

なかなかのジレンマです。

 

 

相談のタイミングが遅くなる問題はどうしたらいいのか。

 

結局のところ、他人の言うことに聞く耳を持つことに尽きるような気がします。

聞く姿勢がなければ、大切な情報は入ってきません。

本人が耳をふさいでいるだけで、周囲の人は何かシグナルを発してくれているかもしれません。

 

もちろん思ったことを言ってもらえる関係があることが前提です。

でもこれも、聞こうとする姿勢があれば、自然とできているように思います。

 

今日の社長さんも「今思えばずっと人の言葉に耳をふさいでいた」とお話されていました。

本当に話を聞けることが大切です。

 

 

ただ、そうはいっても簡単なことではありません。

面倒なことや嫌なこと言われたら、切り捨てて、無視したくもなります。

「お前らは、何もわかっていない」と腹も立ちます。

素直に人の話を聞くのは本当に難しいですよね・・・

 

こう思うと、やっぱり事業承継等をはじめとする社長のおわり方は、テクニックだけの話じゃないと思います。

マインドやあり方、当人の姿勢などのほうが重要なように感じます。

 

 

★奥村聡の顧問サービス★
継がせられる会社をつくる「事業承継デザイナー顧問」

★社長と会社の終着点を考えるメルマガ★
「事業承継デザイナー奥村聡のメルマガ」

★顔の見える公開型後継ぎさがし★
後継ぎさがしの『あきないバトン』

★引き継げる会社の情報が欲しい方★
あきないバトンFacebookページ

 

プロフィール

奥村 聡(おくむら さとし)
事業承継デザイナー
これまで関わった会社は850社以上。廃業、承継、売却・・・と、中小企業の社長に「おわらせ方」を指導してきました。NHKスペシャル大廃業時代で「会社のおくりびと」として取り上げられたコンサルタントです。
最新著書『社長、会社を継がせますか?廃業しますか?
興味いただけた方は、リンク先もお読みください。